当院の理事長である高津は日本中にマウスピース矯正の知識を伝える歯科医師向け勉強会(歯科医師が400名以上在籍2024年1月現在)の代表を務めています。
「インビザラインは医療費控除の対象になる?」
「医療費控除を受けた場合、所得税がどれくらい軽減されるか知りたい」
「医療費控除の申請方法が分からない…」
このような疑問やお悩みを抱えていませんか?インビザラインは基本的に自由診療です。治療費が高いため、医療費控除を受けられたら節税対策になります。そのため、インビザラインと医療費控除の関係について詳しく知りたいという方が多いのではないでしょうか。
そこで、当記事では以下の内容を解説いたします。
記事の後半では、実際に医療費控除を受ける際の手順を、必要書類と併せて解説します。当記事を読んで医療費控除を受ければ、所得税の節税になるので、ぜひ最後までご覧ください。
インビザライン治療をきっかけに、ホワイトニングやインプラントなど他の治療も行いたいという方は、こちらのページをご覧ください。>>インビザラインと組み合わせられる治療や制度
【この記事の執筆と監修者】
こうつ歯科・矯正歯科 (大阪府吹田市)理事長
CiAO マウスピース矯正勉強会 代表(歯科医師向け)
インビザライン プラチナプロバイダー
高津 充雄(歯科医師)(こうつ みつお)
歯ならびで後悔する人をなくしたいという想いで、 歯列矯正を安全に行うための知識を発信しています! 矯正治療では歯ならびを綺麗にするだけではなく、口元まで美しく整えることを心がけています。 可愛く・格好良くなっていただけるように、精密な診断とシミュレーションを活用して治療を行います。
目次
インビザラインが医療費控除の対象になるかどうかを解説する前に、まずは簡単に医療費控除とは何かについて解説させてください。
医療費控除とは、税務署へ年間の高額医療費を申告することで所得税が軽減される、非常にお得な制度です。会社員であれば、毎月の給与から所得税が引かれていますよね。しかし、確定申告の際に医療費控除の申請を行えば、すでに納めていた所得税の一部が還付されるのです。個人事業主の場合は、確定申告の際に医療費控除の申請を行うことで、納税額が軽減されます。
つまり、年間に高額な医療費を払っている方は、積極的に受けるべき制度です。具体的に、医療費控除を受けられるケースは、以下の通りです。
インビザラインは基本的に自由診療で治療費が高いため、金額面では上記の条件に当てはまります。しかし、インビザラインは、そもそも医療と認められるのでしょうか。以下で早速、インビザラインが医療費控除の対象になるかどうかを解説するので、ぜひ続けてご覧ください。
結論、インビザラインは医療費控除の対象になるケースとならないケースがあります。インビザラインが、患者さま個人にとって必要な医療であったかどうかがカギです。それでは、インビザラインが医療費控除の対象になる場合とならない場合を、それぞれ見ていきましょう。
まず、インビザラインが医療費控除の対象になるケースは、以下の通りです。
例えば、歯の噛み合わせを治すためにインビザラインを行う場合は、必要な医療と認められ、医療費控除の対象になります。
反対に、インビザラインが医療費控除の対象にならないケースは、以下の通りです。
昨今の美容整形ブームもあり、特に歯並びに問題がなくとも、理想の歯並びの実現のためだけにインビザラインを行う方も見受けられます。この場合は、医療費控除の対象にはならないので注意してください。ただ、中には審美目的のつもりが、検査を行ったら噛み合わせに問題があることが発覚し、医療費控除の対象になることもあります。
医療費控除の対象は、インビザライン治療における検査費・矯正治療費・アライナー代はもちろん、交通費も含まれます。ただし、公共交通機関の利用費のみで、タクシー代やガソリン代は含まれないので注意してください。
デンタルローンを組んだ場合でも、医療費控除の対象になるので安心してくださいね。ただ、歯科医院で発行される領収書の代わりにデンタルローンの契約書を提示することがあるので、必ず保管しておいてください。また、ローンを組む際の手数料や金利は、医療費控除の対象にならないので注意しましょう。
ここからは、医療費控除を受けた場合、所得税がどれくらい軽減されるのか、以下のモデルを使用して計算します。
医療費控除額の計算方法は、以下の通りです。
医療費控除額=年間の医療費の合計額-保険金などの補てん額-10万円(年間の合計所得が200万円未満の方は、合計所得の5%)
それでは、年収350万円をモデルに、所得税がどれくらい軽減されるか計算してみましょう。
まずは、医療費控除額を計算しましょう。計算式は、以下の通りです。
100万円(年間の医療費の合計額)-10万円 = 90万円(医療費控除額)
累進課税の制度に基づくと、年収350万円の課税率は20%です。そのため、医療費控除額の20%分の金額が還付されます。実際に計算すると、以下の通りです。
90万円(医療費控除額)× 20%(所得税)= 18万円(還付金)
つまり、年収350万円の方は、医療費控除を受けることで、すでに納めた所得税のうちの18万円が戻ってくるというわけです。
医療費控除を受けると、住民税も軽減されます。所得にかかる住民税の税率は、お住いの地域にもよりますが原則10%です。そのため、医療費控除額の10%分の金額が、住民税から軽減されることになります。
それでは、実際に、医療費控除を受けて軽減される住民税を計算していきましょう。
計算式は、以下の通りです。
90万円(医療費控除額)× 10%(税率)= 9万円
この9万円が、医療費控除前の住民税から引かれます。
年収350万円の場合の住民税(医療費控除前)は、以下の通りです。
350万円(年収) × 10%(税率) = 35万円(住民税)
つまり、医療費控除を受けなければ35万円払わなければいけなかったところから、9万円も軽減されるというわけです。
医療費控除を受けることにより、決して少なくない還付金を受け取れたり、住民税を軽減できたりすることが分かりましたね。そのため、インビザラインが医療費控除の対象になる方には、ぜひ医療費控除の恩恵を受けていただきたいです。税金関係は難しいと思いますが、以下の内容に沿って、医療費控除の申請方法を解説するので、ぜひ申請していただければと思います。
医療費控除の申請は、5年間さかのぼれます。申請し忘れていた過去の医療費がある場合も、以下の手順を踏めば、医療費控除を受けられるので、ぜひ参考にしてくださいね。
医療費控除を受けるためには、皆さまの方で必要書類を集めていただくことが必須です。どれか1種類でも必要書類が欠けていれば、スムーズに医療費控除の手続きを行うことはできません。
医療費控除を受けるために必要な書類は、以下の5点です。
上記5点の書類が集まれば、滞りなく医療費控除の申請ができます。年間に支払った医療費の領収書を参照しながら、医療費控除の明細書に内訳を記入していきましょう。詳細な記入方法は、医療費控除の明細書に分かりやすく記載されているのでご確認ください。
上記の書類が整い次第、税務署に提出すれば申請完了です。ただ、税務署への提出方法が複数あるので解説させてください。
税務署への書類への提出方法は、以下の3通りです。
ご自身に合った申請方法を選んでいただければと思いますが、最もお勧めするのはオンライン申請(e-Tax)です。なぜなら、e-Taxを利用すれば、ご自宅にいながらにしてスマホやPCから申請でき、楽だからです。税務署で順番を待つ必要も、郵送料金を払う必要もありません。また、オンライン申請の場合は通常より早め(1月初旬から)に申請できます。申告データのチェックも3週間程度で終わり、還付金の振込が早いです。
このように、オンライン申請にはたくさんのメリットがあります。スマホやPCを使用できる環境なら、オンライン申請に挑戦してみると良いでしょう。
上記の手順を踏んでいただければ、簡単に医療費控除を受けられます。ただし、インビザラインで医療費控除を受ける際には、いくつか注意点もあります。
インビザラインで医療費控除を受ける際の注意点は、以下の2点です。
インビザラインの治療費は高額なため、税務署が治療目的を確認する(必要な医療か美容目的か)場合があります。診断書の提出を求められる可能性もあり、その際は、診断書の発行に数千円かかるので注意してください。
また、インビザライン治療で発行された領収書やデンタルローンの契約書は、必ず5年間は保管してください。2018年より、医療費控除の申請時に領収書などの添付をする必要がなくなりました。ただし、その代わりに、税務署から求められた場合は提示しなければなりません。そのため、5年の間は治療が終わったからといって、安心して領収書を破棄しないように注意してください。
当記事では、インビザラインが医療費控除の対象になるかどうかについて解説しました。歯の機能を改善する目的で行うインビザラインは医療費控除の対象で、美容目的で行うインビザラインは医療費控除の対象外です。
医療費控除を申請すると、住民税が軽減されたり、還付金を受け取れたりとお得なので、医療費控除の対象のケースではぜひ申請しましょう。
2018年より、医療費控除の申請に領収書の提出が不要になったので、より気軽に申請しやすくなっています。ただし、代わりに税務署から求められた場合は、領収書の提示が必要なので、5年間は破棄せず保管するようにしてください。
当院のカウンセリングでは、このような実際の治療に関すること以外の事柄でも、ご質問いただければ親身に回答いたします。些細なお悩みや疑問も解決できる場なので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
歯並びを綺麗にしたいと一大決心して歯列矯正を始めてみたものの、ご自身の思い描いていたような歯並びや口元にならなかったら、とても辛くて悲しいでしょう。
歯列矯正で後悔しないように、この記事があなたのお役に立てたらとても嬉しいです。
歯列矯正で後悔しないようにするためには、しっかりとあなたの想いや希望を聞いてくれる歯科医師に出会うことが大切です。
ご自身の歯並びや口元をどのようにされたいのか親身に相談に乗り、そしてそのご希望に合うように治療を進めてくれる歯科医師に治療をお願いすれば、後悔のない理想的な歯並びを手に入れることができるでしょう。
マウスピース矯正の講師が行う
矯正治療
当院の理事長である高津は日本中にマウスピース矯正の知識を伝える歯科医師向け勉強会(歯科医師が400名以上在籍2024年1月現在)の代表を務めています。
また高津自身が講師を務める歯科医師向けマウスピース矯正の講習会でこれまでに450名を超える歯科医師(2024年1月現在)に指導をしています。
歯科界の第一線で活躍されている先生もご受講いただき、高い評価をいただいております。
通算治療実績300名以上
で経験豊富
理事長の高津はインビザラインの年間症例数が多いドクターに与えられるプラチナプロバイダーを4年連続で獲得、そして2023年はダイヤモンドプロバイダーを獲得(連携医院と共同)、通算治療実績は300名を超えています。
数字が全てではありませんが、マウスピース矯正で患者様が満足の行く治療結果を得るためには、技術や経験がないと難しいと言えるでしょう。
矯正治療のシミュレーションは全て理事長の高津が作成しますのでご安心しておまかせください。
お顔と歯並びを
総合的にデジタルで診断
マウスピース矯正では、治療開始前の精密検査のデータをもとに、3Dの治療計画ソフトウェアを使って、治療開始から治療終了までの歯の動きを3Dシミュレーションで見ることができます。
この3Dシミュレーションは、CT撮影で得られた骨のデータと重ね合わせすることができ、より安全に歯の移動を診断し、治療計画を立てることができます。
患者様の歯並びを綺麗にして口元を自然な美しさに改善するために、歯を見るだけではなく、お顔と歯並びのバランスを考え、デジタルを駆使して総合的に診断致します。
正面だけでなく、横顔の診断も大切にしています。お口元が出でいる方は、前歯を後ろに移動させると、とても綺麗な口元の印象に変わります。
そこに歯科医師の診断の差が出ます。口元が綺麗になると人生が変わります!
矯正相談(無料カウンセリング)で
あなたの想いをお聞きします
まず、しっかりと患者様のお気持ちをお聞きします。
歯並びやお口元をどのように気になられているのか、あなたの想いをお聞きします。
歯科医師と歯科衛生士が実際にお口の中を拝見し、口腔内写真を撮影し、必要に応じてレントゲンを撮影し今後の治療方針をご説明いたします。
貴重なお時間を使って当院にいらっしゃったことを後悔させません。
(レントゲンは保険診療費用をいただきます。正確な治療方針をご説明するためにレントゲン撮影を推奨しています)
医療コーディネーターがさらに
しっかりと想いをお聞きします
せっかく歯並びの相談に来たのに、時間が足らずに納得できるまでお話ができなくては時間の無駄になってしまうかも知れません。
当院では医療コーディネーターが在籍し、歯科医師と歯科衛生士による矯正相談の後にさらにしっかりとお気持ちをお聞きし、お悩みの解決のお手伝いをさせていただきます。医療コーディネーターまで在籍しているクリニックは中々ございません。
歯科医師や歯科衛生士に話しにくい内容もカウンセリングルームでゆっくりとご相談ください。
大阪の中心地から
お車で20分の好立地
こうつ歯科・矯正歯科は、新大阪からお車で15分、梅田から20分の好立地にあり、北摂エリアを中心に大阪中から患者様が来院されます。
患者様専用の駐車場を6台完備しています。
大阪府外の方も矯正治療のために通院されています。
矯正相談のご予約・ご来院
WEB診療予約フォーム、もしくはお電話にてご予約をお願い致します。
ご来院後、医療コーディネーターがあなたの想いをお聞き致します。「歯並びのガタガタが気になる」「口元が出ている」「八重歯を治したい」など、歯並びのお悩みをお聞かせください。
レントゲン撮影・お口の中のチェック
※矯正相談の際には、レントゲン検査(保険診療費:約3000円程度)をお勧めしております。レントゲン検査をせずにカウンセリングだけを受けることも可能ですが、レントゲン検査をしていただいた方が、より正確で具体的なアドバイスが可能です。
診療室に移動し、歯科医師、もしくは歯科衛生士がお口の中をチェックします。虫歯がないかどうかの確認も大切です。
口腔内写真の撮影・お顔の撮影
口腔内写真とお顔のお写真を撮影します。
お顔と歯並びの関係は、治療方針を決めるために重要です。
治療方針の説明
撮影した資料を診察室の大画面で見ていただきます。
写真をお見せしながら、現在のお口の状態からあなたの理想に近づくために矯正を行う場合の治療方針を説明致します。
無料カウンセリングは歯科衛生士が担当させていただくことがあります。
口腔内スキャン・簡易シミュレーションを用いた説明
最新デジタルの、口腔内スキャナー『iTero(アイテロ)』を使用し、お口の中を3D 画像としてコンピューターに反映します。従来の粘土のような材料による型取りではなく、スキャナーで多くの写真を撮ることによる最新の印象方法です。
AI機能を使用した簡易的な歯並びのシミュレーションをお見せ致します。
※歯並びの状態によっては口腔内スキャンを行わないことがあります。
カウンセリング
「大まかな治療方針は?」「抜歯が必要か?」「治療期間は?」「来院頻度は?」「マウスピース矯正のメリットとデメリットは?」「ワイヤーを使う可能性は?」「顎間ゴムの使用は?』「インプラントアンカーの使用は?」「費用は?」「医療費控除の目安は?」「医療ローンについて」など、様々な疑問を歯科医師、歯科衛生士、医療コーディネーターがしっかりとお時間をかけて解決致します。