インビザラインを着けて食事してもOK?矯正中の食事事情を網羅的に解説
インビザラインコラム一覧

「食事の度にアライナーを取り外すの面倒だな…そのまま食事しても良いかな…?」
「飲み物を口にする度に毎回アライナーを取り外さなきゃいけないって本当…?」

このような疑問をお持ちではありませんか?インビザライン治療中の日々の過ごし方は、治療の成功を左右します。もちろん、食事に関しても例外ではありません。インビザライン治療を無事に成功させるためには、治療中の食事に関する注意点を理解する必要があるでしょう。

そこで、当記事では以下の内容を解説いたします。

  • 【結論】食事の際は必ずマウスピースを取り外してください
  • アライナーを装着したままの食事がダメな3つの理由
  • 歯が予定通りに動かない?アライナーの取り外し過ぎには要注意!
  • インビザライン治療中に外食する時の3つの注意点

記事の後半では、「インビザライン治療中に外食をする時」というピンポイントの状況下での注意点を解説します。出先では、ご自宅とは異なって不自由な思いをすることが少なくありません。当記事を読めば、出先でのアライナーの取り扱い方法や携帯しておくと良いグッズを理解できるので、ぜひ最後までご覧ください。

【この記事の執筆と監修者】

こうつ歯科・矯正歯科 (大阪府吹田市)理事長
CiAO マウスピース矯正勉強会 代表(歯科医師向け)
インビザライン プラチナプロバイダー

高津 充雄(歯科医師)(こうつ みつお)

歯ならびで後悔する人をなくしたいという想いで、 歯列矯正を安全に行うための知識を発信しています! 矯正治療では歯ならびを綺麗にするだけではなく、口元まで美しく整えることを心がけています。 可愛く・格好良くなっていただけるように、精密な診断とシミュレーションを活用して治療を行います。

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食事の際は必ずアライナーを取り外して!アライナーを装着したままの食事がダメな3つの理由!

食事の際は必ずアライナーを取り外して!アライナーを装着したままの食事がダメな3つの理由!

結論からお伝えします。食事の際は必ずアライナーを取り外してください。実は、アライナーを取り外さずに食事をすると、複数の弊害が生じてしまうのです。また、それによりインビザラインの治療が計画通りに進まなくなり、治療期間が想定以上に延びてしまう可能性も出てきます。効率的なインビザライン治療を行うためには、食事の際にアライナーを取り外すことは必須だと覚えておいてください。それでは、ここからは、アライナーを装着したままの食事で生じる弊害について解説します。アライナーを装着したままの食事がなぜダメなのか、その理由を詳しく見ていきましょう。

アライナーを装着したままの食事がダメな理由は、以下3点です。

  • 虫歯や歯周病に罹るリスクが上がるから
  • アライナーが破損する可能性があるから
  • アライナーが変色・変形する可能性があるから

これら3つの理由について、以下でそれぞれ詳しく解説します。アライナーを装着したままの食事がダメな理由をしっかりと理解することで、アライナーの脱着への意識が向上し、効率的にインビザライン治療を進められるようになるので、ぜひご一読ください。

理由①:虫歯や歯周病に罹るリスクが上がるから

アライナーを装着したままの食事がダメである最大の理由は、虫歯や歯周病に罹るリスクが上がることです。アライナーを装着したまま食事をすると、食べかすや飲料の糖分が歯とアライナーの間に溜まってしまいます。アライナーで歯を覆っていれば、自浄効果のある唾液も、当然歯に届きません。

さらに、その状態が続けば、歯垢が蓄積してしまい、虫歯や歯周病の源になる細菌が繁殖しやすくなります。そして、インビザライン治療中に虫歯や歯周病を引き起こしてしまうリスクが高くなってしまうのですね。インビザライン治療中に虫歯や歯周病になると、矯正治療を一時中断しなければいけなくなる可能性も。そのため、食事の際は必ずアライナーを取り外しましょう。

インビザライン治療と虫歯の関係について記載している記事もあるので、ぜひ併せてご覧ください。

理由②:アライナーが破損する可能性があるから

アライナーを装着したまま食事をすると、アライナーが破損してしまう可能性もあります。アライナーは柔軟性のある素材でできているため、噛む力が加わり続けることでヒビが入りやすくなってしまうのですね。

ヒビが入ったアライナーは修復が難しいため、基本的にはアライナーの再作製が必要になります。新しいアライナーが届くまでは、1個前のアライナーを装着して過ごすことが多いです。こうすることで一時をしのぐことはできますが、歯の動きに遅れが出てしまう可能性も。

そのため、効果的に治療を進めるためには、アライナーの取り扱いにも気を配る必要があります。また、破損によるアライナーの再作製は、患者さまの過失扱いになり、別途費用がかかる場合があるため十分に気を付けましょう。

理由③:アライナーが変色・変形する可能性があるから

理由③:アライナーが変色・変形する可能性があるから

アライナーを装着したまま食事をすると、アライナーが変色・変形する可能性もあります。まず変色についてですが、アライナーをはめたままコーヒーやカレーなどの色素の強い飲食物を摂取すると、アライナーに色素が付着して変色しやすくなります。せっかく透明で目立ちにくいアライナーが、取り扱いの不備による変色で目立ってしまうのは避けたいですよね。アライナーを約2週間、綺麗に使い続けるためにも、食事の際は必ずアライナーを取り外しましょう。

そのほか、アライナーをはめたままコーヒーなどの熱い飲み物を口にすると、熱でアライナーが変形してしまうこともあります。変形すると、その段階の歯並びにアライナーがしっかりとフィットせず、治療効果を得られなくなる場合があるため、やはり食事の際は必ずアライナーを取り外してください。

歯が予定通りに動かない?アライナーの外し過ぎには要注意!

歯が予定通りに動かない?アライナーの取り外し過ぎには要注意!

ここまで、食事をする際は必ずアライナーを取り外す必要があると解説してきました。しかし、その一方で、アライナーの取り外し過ぎにも注意する必要があります。

1日に必要なアライナーの装着時間は、20時間(理想は22時間以上)です。アライナーを何度も取り外していると、単純に1日の装着時間が減ってしまう危険性があります。また、アライナーを何度も取り外していると、連続した圧力が歯にかかりません。アライナーは一定の時間、継続的に装着することで初めて効果を発揮します。計画通りに治療を進めるためにも、アライナーの取り外し過ぎには注意しましょう。

普段から間食する人は、特に要注意です。間食の度にアライナーを外してしまうと、治療効果は格段に減少します。間食に限らず、糖分の入っている飲料や色のついた飲料を頻繁に摂取する場合も同様です。インビザライン治療中は、無理のない範囲で間食や水以外の飲料を控えることで、効率的な治療を行えます。健康的な生活を送れる機会でもあると思って、ぜひ頑張りましょう。

インビザライン治療中は気を配ることが増えるため、最初は大変かもしれません。当院では、患者さまの精神的なサポートもできるように努めているので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

アライナーは必ず専用ケースへ!インビザライン治療中に外食する時の3つの注意点

アライナーは必ず専用ケースへ!インビザライン治療中に外食する時の3つの注意点

ここまでお読み頂いた方は、アライナーを装着したままの食事がダメな理由や、一方でアライナーの取り外し過ぎもダメな理由をご理解頂けたのではないでしょうか。ここからは、外食時というピンポイントな状況下での注意点を解説します。

インビザライン治療中に外食する時の注意点は、以下3点です。

  • アライナーを取り外したら必ず専用ケースへしまう
  • ウェットティッシュを持ち歩く
  • 携帯用マウスウォッシュを持ち歩く

これら3つの注意点について、以下でそれぞれ詳しく解説します。出先では、急に対応できないことが少なくありません。事前に外食する時の注意点を理解することで、不測の事態に陥らずに済むため、ぜひ最後までご覧ください。

外食時の注意点①:アライナーを取り外したら必ず専用ケースへしまう

外食時にアライナーを取り外したら、必ず専用ケースへしまいましょう。たまに、アライナーをティッシュなどに包んで脇に置いておく方がいますが、そうするとゴミと間違えて捨ててしまう危険性があります。

普段からアライナーを取り外したら専用ケースへしまうことを癖づけ、アライナーを紛失するリスクを下げましょう。アライナーを紛失した場合は作り直すことが可能ですが、患者さま負担で別途費用がかかる場合が多いので、ぜひ気をつけてください。

外食時の注意点②:ウェットティッシュを持ち歩く

外出する際は、ウェットティッシュを持ち歩きましょう。食事をする際にアライナーを取り外したら、すぐに水で洗い流す必要があります。唾液が付着した状態で専用ケースへしまってしまうと、アライナーに細菌が繁殖しやすくなってしまいますからね。しかし、出先ではアライナーを洗える環境が整っていないことも。

そこで、ウェットティッシュが活躍します。アライナーを水で洗い流せない場合でも、ウェットティッシュで唾液や汚れを拭き取ってあげると、衛生的に管理できるのです。いつどんな状況でも、アライナーを清潔に保管できるように、ぜひウェットティッシュを携帯してくださいね。

アライナーの洗浄方法について記載している記事もあるので、ぜひ併せてご覧ください。

外食時の注意点③:携帯用マウスウォッシュを持ち歩く

外食時の注意点③:携帯用マウスウォッシュを持ち歩く

外出する際は、携帯用マウスウォッシュも持ち歩きましょう。出先で食事をして、再度アライナーを装着する前には、歯を磨いて食べかすや汚れを洗い流す必要があります。しかし、出先だと、しっかりと歯を磨ける環境にないことも多々ありますよね。

そこで、マウスウォッシュの登場です。マウスウォッシュを使用すれば、出先であってもある程度食べかすや汚れを洗い流せます。そのため、ミニボトルタイプのマウスウォッシュを常に鞄の中に入れておき、不衛生なままアライナーを装着することがないようにしましょう。

まとめ:アライナーを装着したままの食事はNG!注意点を守って理想の歯並びを実現しよう!

まとめ:アライナーを装着したままの食事はNG!注意点を守って理想の歯並びを実現しよう!

当記事では、アライナーを装着したままの食事がダメな理由を解説しました。アライナーを装着したまま食事をすると、虫歯や歯周病に罹りやすくなったり、アライナーが破損する可能性があったりします。そのため、食事の際は必ずアライナーを取り外しましょう。

しかし、その一方で間食などの度に何度もアライナーを取り外すと、歯が予定通りに動かなくなる可能性もあります。アライナーは、一定の時間、継続的に装着することで初めて効果を発揮するので、取り外し過ぎには十分注意してくださいね。

インビザライン治療中は歯医者への通院頻度は少ないです。そのため、治療中の過ごし方に迷われてしまう方も。当院では、患者さまが抱きやすいインビザライン治療中の過ごし方に関する疑問や不安に、親身に寄り添ってさまざまな提案をしているので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。

矯正治療で後悔して欲しくない

歯並びを綺麗にしたいと一大決心して歯列矯正を始めてみたものの、ご自身の思い描いていたような歯並びや口元にならなかったら、とても辛くて悲しいでしょう。
歯列矯正で後悔しないように、この記事があなたのお役に立てたらとても嬉しいです。

歯列矯正で後悔しないようにするためには、しっかりとあなたの想いや希望を聞いてくれる歯科医師に出会うことが大切です。
ご自身の歯並びや口元をどのようにされたいのか親身に相談に乗り、そしてそのご希望に合うように治療を進めてくれる歯科医師に治療をお願いすれば、後悔のない理想的な歯並びを手に入れることができるでしょう。

私たちが選ばれる 6つの理由

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

01

マウスピース矯正の講師が行う
矯正治療

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

当院の理事長である高津は日本中にマウスピース矯正の知識を伝える歯科医師向け勉強会(歯科医師が400名以上在籍2024年1月現在)の代表を務めています。

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

また高津自身が講師を務める歯科医師向けマウスピース矯正の講習会でこれまでに450名を超える歯科医師(2024年1月現在)に指導をしています。
歯科界の第一線で活躍されている先生もご受講いただき、高い評価をいただいております。

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通算治療実績300名以上
で経験豊富

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

理事長の高津はインビザラインの年間症例数が多いドクターに与えられるプラチナプロバイダーを4年連続で獲得、そして2023年はダイヤモンドプロバイダーを獲得(連携医院と共同)、通算治療実績は300名を超えています。
数字が全てではありませんが、マウスピース矯正で患者様が満足の行く治療結果を得るためには、技術や経験がないと難しいと言えるでしょう。

デジタルを駆使したマウスピース矯正

矯正治療のシミュレーションは全て理事長の高津が作成しますのでご安心しておまかせください。

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療
お顔と歯並びを総合的にデジタルで診断

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お顔と歯並びを
総合的にデジタルで診断

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

マウスピース矯正では、治療開始前の精密検査のデータをもとに、3Dの治療計画ソフトウェアを使って、治療開始から治療終了までの歯の動きを3Dシミュレーションで見ることができます。

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

この3Dシミュレーションは、CT撮影で得られた骨のデータと重ね合わせすることができ、より安全に歯の移動を診断し、治療計画を立てることができます。

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

患者様の歯並びを綺麗にして口元を自然な美しさに改善するために、歯を見るだけではなく、お顔と歯並びのバランスを考え、デジタルを駆使して総合的に診断致します。
正面だけでなく、横顔の診断も大切にしています。お口元が出でいる方は、前歯を後ろに移動させると、とても綺麗な口元の印象に変わります。
そこに歯科医師の診断の差が出ます。口元が綺麗になると人生が変わります!

改善後のイメージを治療開始前にシュミレーション

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矯正相談(無料カウンセリング)
あなたの想いをお聞きします

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

まず、しっかりと患者様のお気持ちをお聞きします。
歯並びやお口元をどのように気になられているのか、あなたの想いをお聞きします。
歯科医師と歯科衛生士が実際にお口の中を拝見し、口腔内写真を撮影し、必要に応じてレントゲンを撮影し今後の治療方針をご説明いたします。
貴重なお時間を使って当院にいらっしゃったことを後悔させません。
(レントゲンは保険診療費用をいただきます。正確な治療方針をご説明するためにレントゲン撮影を推奨しています)

05

医療コーディネーターがさらに
しっかりと想いをお聞きします

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

せっかく歯並びの相談に来たのに、時間が足らずに納得できるまでお話ができなくては時間の無駄になってしまうかも知れません。
当院では医療コーディネーターが在籍し、歯科医師と歯科衛生士による矯正相談の後にさらにしっかりとお気持ちをお聞きし、お悩みの解決のお手伝いをさせていただきます。医療コーディネーターまで在籍しているクリニックは中々ございません。
歯科医師や歯科衛生士に話しにくい内容もカウンセリングルームでゆっくりとご相談ください。

改善後のイメージを治療開始前にシュミレーション

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大阪の中心地から
お車で20分の好立地

マウスピース矯正の講師が行う矯正治療

こうつ歯科・矯正歯科は、新大阪からお車で15分、梅田から20分の好立地にあり、北摂エリアを中心に大阪中から患者様が来院されます。
患者様専用の駐車場を6台完備しています。
大阪府外の方も矯正治療のために通院されています。

無料相談と治療の流れ

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矯正相談のご予約・ご来院

無料相談と治療の流れ

WEB診療予約フォーム、もしくはお電話にてご予約をお願い致します。
ご来院後、医療コーディネーターがあなたの想いをお聞き致します。「歯並びのガタガタが気になる」「口元が出ている」「八重歯を治したい」など、歯並びのお悩みをお聞かせください。

02

レントゲン撮影・お口の中のチェック

無料相談と治療の流れ

※矯正相談の際には、レントゲン検査(保険診療費:約3000円程度)をお勧めしております。レントゲン検査をせずにカウンセリングだけを受けることも可能ですが、レントゲン検査をしていただいた方が、より正確で具体的なアドバイスが可能です。
診療室に移動し、歯科医師、もしくは歯科衛生士がお口の中をチェックします。虫歯がないかどうかの確認も大切です。

03

口腔内写真の撮影・お顔の撮影

無料相談と治療の流れ

口腔内写真とお顔のお写真を撮影します。
お顔と歯並びの関係は、治療方針を決めるために重要です。

04

治療方針の説明

無料相談と治療の流れ

撮影した資料を診察室の大画面で見ていただきます。
写真をお見せしながら、現在のお口の状態からあなたの理想に近づくために矯正を行う場合の治療方針を説明致します。
無料カウンセリングは歯科衛生士が担当させていただくことがあります。

05

口腔内スキャン・簡易シミュレーションを用いた説明

無料相談と治療の流れ

最新デジタルの、口腔内スキャナー『iTero(アイテロ)』を使用し、お口の中を3D 画像としてコンピューターに反映します。従来の粘土のような材料による型取りではなく、スキャナーで多くの写真を撮ることによる最新の印象方法です。
AI機能を使用した簡易的な歯並びのシミュレーションをお見せ致します。
※歯並びの状態によっては口腔内スキャンを行わないことがあります。

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カウンセリング

無料相談と治療の流れ

「大まかな治療方針は?」「抜歯が必要か?」「治療期間は?」「来院頻度は?」「マウスピース矯正のメリットとデメリットは?」「ワイヤーを使う可能性は?」「顎間ゴムの使用は?』「インプラントアンカーの使用は?」「費用は?」「医療費控除の目安は?」「医療ローンについて」など、様々な疑問を歯科医師、歯科衛生士、医療コーディネーターがしっかりとお時間をかけて解決致します。

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