当院の理事長である高津は日本中にマウスピース矯正の知識を伝える歯科医師向け勉強会(歯科医師が400名以上在籍2024年1月現在)の代表を務めています。
日本でインビザラインの名前をよく聞くようになってきたのは、最近のことです。従来は、歯列矯正といえばワイヤー矯正でした。そのため、患者さまの中には「周りにインビザライン治療をしている人がいないから勇気が出ない…」と悩む方が少なくありません。患者さまの中でネックになっているのは、治療の失敗です。
「インビザライン治療で失敗して後悔したらどうしよう…」
「そもそもインビザライン治療に失敗するとどうなる?」
「インビザライン治療の失敗を回避する方法はある…?」
このような疑問やご不安を抱えている方が多くいらっしゃいます。
そこで、当記事では以下の内容を解説し、皆さまの疑問やご不安を可能な限り払拭します。
記事の後半では、インビザライン治療の失敗率を下げる5つのポイントを解説しています。最後までお読み頂ければ、インビザライン治療の失敗率を下げられるようになっているので、ぜひ最後までご覧ください。
インビザライン治療を検討中で「まずはインビザラインのメリット・デメリットが知りたい」という方は、こちらのページをご覧ください。>>インビザラインのメリット・デメリット
【この記事の執筆と監修者】
こうつ歯科・矯正歯科 (大阪府吹田市)理事長
CiAO マウスピース矯正勉強会 代表(歯科医師向け)
インビザライン プラチナプロバイダー
高津 充雄(歯科医師)(こうつ みつお)
歯ならびで後悔する人をなくしたいという想いで、 歯列矯正を安全に行うための知識を発信しています! 矯正治療では歯ならびを綺麗にするだけではなく、口元まで美しく整えることを心がけています。 可愛く・格好良くなっていただけるように、精密な診断とシミュレーションを活用して治療を行います。
目次
結論からお伝えいたしますと、インビザライン治療に後悔している人は一定数いらっしゃいます。インビザライン治療では、決して少なくないお金と時間を投資しなければなりません。そのため、治療後半になってトラブルが生じたり、治療の効果が得られていないことが判明したりすると「これまでにかけたお金や時間は何だったの…」とがっかりしてしまうことがあるのですね。
しかし、インビザライン治療における失敗は、どのケースにも必ず原因があります。つまり、その原因を理解して対策を打てば、失敗するリスクを可能な限り下げられるということです。
インビザラインの失敗を避けるために、まずは過去にどのような失敗が起きたのかを知りましょう。早速以下で、インビザライン治療における過去の失敗例と原因を解説するので、ぜひご覧ください。
ここからは、インビザライン治療における失敗例を原因と共に解説します。インビザライン治療の失敗に対する理解を深めていきましょう。
インビザライン治療を後悔する代表的な失敗例は、以下6例です。
これら6つの失敗例について、以下でそれぞれ詳しく解説します。過去の失敗例やその原因を理解することは、患者さま自身の失敗を回避する第一歩になるので、ぜひご一読ください。
インビザライン治療を後悔する理由に、理想の歯並びを実現できなかったという失敗例があります。「歯並びを綺麗に整えて自信を持ちたい!」という原動力でインビザライン治療を始める方が圧倒的に多いですから、理想通りにならなければ後悔して当然ですよね。
理想通りの歯並びにならない原因は、以下のようにさまざまです。
インビザライン治療では、治療前に必ず検査を行って、患者さまの歯並びがインビザライン治療で治せる症例かどうかを診断します。この段階で歯科医が誤った診断を下してしまうと、多くのお金や時間をかけても効果が出ないことも。
また、患者さまと歯科医とで目指す歯並びに相違が生じているケースもあります。歯科医側が患者さまのご要望を汲み取るように努めないといけないのはもちろんですが、患者さま側も歯科医へしっかりとご要望を伝える努力が必要です。
インビザライン治療を後悔する理由に、治療後に噛み合わせが悪くなってしまったという失敗例もあります。インビザライン治療の後半に差し掛かると、歯並びの見た目は改善されますが、歯の移動に伴って噛み合わせがズレてしまうことがあるのですね。
重度の叢生(ガタガタな歯並び)の場合は、最終的に歯が1cm以上動くことも珍しくありません。つまり、それだけ歯が動く分、噛み合わせが悪化するリスクも高くなってしまいます。しかし、本来インビザラインは歯並びだけでなく、噛み合わせの微調整をも得意とする治療法です。そのため、基本的にはインビザライン治療中に噛み合わせの調整が可能なのでご安心ください。
インビザライン治療で噛み合わせが悪くなったと後悔している方は、スキルや経験不足の歯科医のもとで治療した可能性が高いでしょう。そのような歯科医のもとでは、噛み合わせの微調整を行うことは難しいため注意が必要です。
インビザライン治療中に虫歯や歯周病を引き起こしてしまい、治療を後悔している方もいらっしゃいます。通常、口腔内では、唾液が食べかすなどの汚れを洗い流しています。これを、専門用語で自浄作用と呼びます。
このように唾液が口腔内に行き渡り、自浄作用が働いていると、虫歯や歯周病にかかりにくいです。しかし、インビザライン治療では、アライナーを装着しているため、歯が唾液に触れにくい状態が続きます。つまり、自浄作用が働かないので、通常より虫歯や歯周病に罹りやすいわけですね。
通常より虫歯や歯周病に罹りやすい状態で、さらに毎日の口腔ケアも怠ってしまうと、当然これらの疾患を引き起こしやすくなります。
インビザラインと虫歯の関係について、さらに詳しく解説している記事もあるので、ぜひ併せてご覧ください。
インビザライン治療を後悔する理由に、歯肉退縮を引き起こしたという失敗例もあります。歯肉退縮を簡単に説明いたしますと、歯周組織がすり減って、程度の差はあれど歯根がむき出しになる状態のことです。
インビザライン治療では、歯肉退縮を引き起こすリスクが決して低くありません。特に、歯茎の厚みが薄い方や歯周病に罹っている方は、歯肉退縮を引き起こしやすいです。そのほか、インビザライン治療で歯を動かす方向を誤ってしまった場合も、歯肉退縮を引き起こしてしまう可能性があります。
歯肉退縮は、一度引き起こされた場合、回復が非常に難しいです。そのため、歯科医は患者さまごとに歯肉退縮を引き起こすリスクを予測し、歯肉が下がらないように治療を進めていく必要があります。
後戻りが起こって、インビザライン治療を後悔する方もいらっしゃいます。後戻りとは、移動した歯が元の位置に戻ることです。
インビザライン治療ですべてのアライナーを使い切ると、保定期間(歯並びを固定させる期間)に移行します。そして、保定期間中は、リテーナーと呼ばれる保定装置を装着して過ごし、歯並びをしっかりと固定させていきます。
しかし、この保定期間にリテーナーの装着を怠ってしまうと、後戻りを起こしやすいです。特に、歯並びが整った達成感から、この保定期間に気が緩んでしまう方が少なくありません。歯の後戻りは、それまでにかけたお金や時間を一気に無駄にしてしまうトラブルなので、十分な注意が必要です。
インビザライン治療を後悔する理由に、想定していた治療期間より延びてしまったという失敗例もあります。インビザライン治療に限らず、歯列矯正は一般的に治療期間が長い治療法です。一刻も早く綺麗な歯並びになりたいと思っている方にとって、治療期間が延びてしまうことは非常に残念でならないでしょう。
治療期間が延びてしまう代表的な原因は、以下の通りです。
虫歯や歯周病に罹ると、歯が変形してアライナーを作り直さなければいけなくなる可能性があります。そうなれば、もちろん余分な日数がかかります。治療を無駄なく効率的に進めていくためには、歯科医の技術はもちろん、患者さまの自己管理能力も重要です。
インビザラインの治療期間について、さらに詳しく解説している記事もあるので、ぜひ併せてご覧ください。
ここまで、インビザライン治療における代表的な失敗例について解説してきました。過去の失敗例を知ることで、同じ失敗が起こらないように対策を打つことができます。そこで、ここからは、過去の失敗から得たインビザライン治療の失敗率を下げるポイントについて解説します。
インビザライン治療の失敗率を下げるポイントは、以下の5点です。
これら5つのポイントについて、以下でそれぞれ詳しく解説します。どれも基本的なことばかりですが、非常に重要です。これらのポイントを意識して治療に臨めば、インビザライン治療に失敗する確率を下げられるので、ぜひ参考にしてくださいね。
インビザライン治療の失敗を避けるためには、インビザラインの施術経験が豊富な歯科を選びましょう。そのような歯科は、難症例含め、数多くの症例に触れてきたため、的確な診断を下せたり、無理のない患者さま個人に合った治療計画を立てられたりする歯科が多いです。
また、インビザライン治療だけでなく、歯列矯正全般に精通している歯科(ワイヤー矯正の施術経験も豊富など)を選ぶことも大切です。そのような歯科では、患者さまの状況や歯並びの状態をすべて考慮した上で、患者さま個人に最適な歯列矯正ルートを提案してくれるでしょう。
当院でも、治療前のカウンセリングや検査を徹底的に行っています。患者さまが治療を後悔しないように、歯列矯正のプロフェッショナルとして最適な提案をいたしますので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
治療上の決まりを守ることは、インビザライン治療の失敗を避けるために最も大切なことと言っても過言ではありません。徹底的に守っていただきたい決まりは、以下の通りです。
上記3点は、どれも非常に大切な決まり事です。これらの決まり事を守らないと、治療が計画通りに進みません。そのため、上記3点の決まり事は、徹底して守りましょう。
上記で、インビザライン治療中は通常より虫歯や歯周病に罹りやすい状態だと解説しました。しかし、アライナーは脱着可能なので、毎日しっかり口腔ケアを行えば、虫歯や歯周病を予防することができます。
ブラッシングのほかに、デンタルフロスやマウスウォッシュを使用して細心のケアを行いましょう。特に、外出時は歯を磨けないというケースもあるかと思います。その場合は、マウスウォッシュのミニボトルを常に携帯して対策していきましょう。
インビザライン治療の失敗を避けるためには、治療中の違和感を放置しないようにすることも重要です。よくある違和感としては、以下のようなものが挙げられます。
これらの違和感は、放置してしまうと、後々のトラブルにつながる可能性が高いです。ひどい場合は、治療後半で治療計画を最初から立て直さなくてはいけなくなることも。しかし、放置せずに早めに対処できれば、効率的に治療を進められるので、ぜひ違和感を放置しないことを心掛けてください。
インビザライン治療中の違和感について、さらに詳しく解説している記事もあるので、ぜひ併せてご覧ください。
上記で、移動したばかりの歯は、元の位置に戻ろうとする性質があると解説しました。後戻りを防ぐためには、歯並びを整えた後にリテーナー(歯並びをしっかりと固定させる保定装置)を装着することが必要です。
保定期間は意外にも長く、歯を動かした期間と同程度の期間を要します。つまり、歯を動かすために1年を要したのなら、保定期間も約1年程度必要だということです。
早くマウスピース(リテーナー)なしの生活に戻りたくなる気持ちはよく分かるのですが、途中でリテーナーの装着を止めてしまうと後戻りを起こすため、最後の最後まで装着するようにしましょう。
当記事では、インビザライン治療における過去の失敗例について解説しました。理想の歯並びを実現できなかったり、歯並びが整ったと思えば噛み合わせがズレたりと、さまざまな失敗例があります。
しかし、過去の失敗例とその原因を理解し対策を打つことで、同じ失敗をできる限り避けていくことが可能です。治療上の決まりを守ったり、口腔内を常に清潔に保ったりと、患者さま側でできることも多いので、ぜひ治療を成功させるために日々の自己管理を頑張りましょう。
また、それと同時に歯科選びにも注意してください。歯科選びからインビザライン治療は始まっています。歯列矯正、そしてインビザライン治療に精通している歯科医を選ぶようにしましょう。
当院では、カウンセリングを通して、患者さまが抱えている歯列矯正全般に対する疑問やお悩みにお答えしています。患者さまがご納得できるまで親身にお答えいたしますので、ぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
歯並びを綺麗にしたいと一大決心して歯列矯正を始めてみたものの、ご自身の思い描いていたような歯並びや口元にならなかったら、とても辛くて悲しいでしょう。
歯列矯正で後悔しないように、この記事があなたのお役に立てたらとても嬉しいです。
歯列矯正で後悔しないようにするためには、しっかりとあなたの想いや希望を聞いてくれる歯科医師に出会うことが大切です。
ご自身の歯並びや口元をどのようにされたいのか親身に相談に乗り、そしてそのご希望に合うように治療を進めてくれる歯科医師に治療をお願いすれば、後悔のない理想的な歯並びを手に入れることができるでしょう。
マウスピース矯正の講師が行う
矯正治療
当院の理事長である高津は日本中にマウスピース矯正の知識を伝える歯科医師向け勉強会(歯科医師が400名以上在籍2024年1月現在)の代表を務めています。
また高津自身が講師を務める歯科医師向けマウスピース矯正の講習会でこれまでに450名を超える歯科医師(2024年1月現在)に指導をしています。
歯科界の第一線で活躍されている先生もご受講いただき、高い評価をいただいております。
通算治療実績300名以上
で経験豊富
理事長の高津はインビザラインの年間症例数が多いドクターに与えられるプラチナプロバイダーを4年連続で獲得、そして2023年はダイヤモンドプロバイダーを獲得(連携医院と共同)、通算治療実績は300名を超えています。
数字が全てではありませんが、マウスピース矯正で患者様が満足の行く治療結果を得るためには、技術や経験がないと難しいと言えるでしょう。
矯正治療のシミュレーションは全て理事長の高津が作成しますのでご安心しておまかせください。
お顔と歯並びを
総合的にデジタルで診断
マウスピース矯正では、治療開始前の精密検査のデータをもとに、3Dの治療計画ソフトウェアを使って、治療開始から治療終了までの歯の動きを3Dシミュレーションで見ることができます。
この3Dシミュレーションは、CT撮影で得られた骨のデータと重ね合わせすることができ、より安全に歯の移動を診断し、治療計画を立てることができます。
患者様の歯並びを綺麗にして口元を自然な美しさに改善するために、歯を見るだけではなく、お顔と歯並びのバランスを考え、デジタルを駆使して総合的に診断致します。
正面だけでなく、横顔の診断も大切にしています。お口元が出でいる方は、前歯を後ろに移動させると、とても綺麗な口元の印象に変わります。
そこに歯科医師の診断の差が出ます。口元が綺麗になると人生が変わります!
矯正相談(無料カウンセリング)で
あなたの想いをお聞きします
まず、しっかりと患者様のお気持ちをお聞きします。
歯並びやお口元をどのように気になられているのか、あなたの想いをお聞きします。
歯科医師と歯科衛生士が実際にお口の中を拝見し、口腔内写真を撮影し、必要に応じてレントゲンを撮影し今後の治療方針をご説明いたします。
貴重なお時間を使って当院にいらっしゃったことを後悔させません。
(レントゲンは保険診療費用をいただきます。正確な治療方針をご説明するためにレントゲン撮影を推奨しています)
医療コーディネーターがさらに
しっかりと想いをお聞きします
せっかく歯並びの相談に来たのに、時間が足らずに納得できるまでお話ができなくては時間の無駄になってしまうかも知れません。
当院では医療コーディネーターが在籍し、歯科医師と歯科衛生士による矯正相談の後にさらにしっかりとお気持ちをお聞きし、お悩みの解決のお手伝いをさせていただきます。医療コーディネーターまで在籍しているクリニックは中々ございません。
歯科医師や歯科衛生士に話しにくい内容もカウンセリングルームでゆっくりとご相談ください。
大阪の中心地から
お車で20分の好立地
こうつ歯科・矯正歯科は、新大阪からお車で15分、梅田から20分の好立地にあり、北摂エリアを中心に大阪中から患者様が来院されます。
患者様専用の駐車場を6台完備しています。
大阪府外の方も矯正治療のために通院されています。
矯正相談のご予約・ご来院
WEB診療予約フォーム、もしくはお電話にてご予約をお願い致します。
ご来院後、医療コーディネーターがあなたの想いをお聞き致します。「歯並びのガタガタが気になる」「口元が出ている」「八重歯を治したい」など、歯並びのお悩みをお聞かせください。
レントゲン撮影・お口の中のチェック
※矯正相談の際には、レントゲン検査(保険診療費:約3000円程度)をお勧めしております。レントゲン検査をせずにカウンセリングだけを受けることも可能ですが、レントゲン検査をしていただいた方が、より正確で具体的なアドバイスが可能です。
診療室に移動し、歯科医師、もしくは歯科衛生士がお口の中をチェックします。虫歯がないかどうかの確認も大切です。
口腔内写真の撮影・お顔の撮影
口腔内写真とお顔のお写真を撮影します。
お顔と歯並びの関係は、治療方針を決めるために重要です。
治療方針の説明
撮影した資料を診察室の大画面で見ていただきます。
写真をお見せしながら、現在のお口の状態からあなたの理想に近づくために矯正を行う場合の治療方針を説明致します。
無料カウンセリングは歯科衛生士が担当させていただくことがあります。
口腔内スキャン・簡易シミュレーションを用いた説明
最新デジタルの、口腔内スキャナー『iTero(アイテロ)』を使用し、お口の中を3D 画像としてコンピューターに反映します。従来の粘土のような材料による型取りではなく、スキャナーで多くの写真を撮ることによる最新の印象方法です。
AI機能を使用した簡易的な歯並びのシミュレーションをお見せ致します。
※歯並びの状態によっては口腔内スキャンを行わないことがあります。
カウンセリング
「大まかな治療方針は?」「抜歯が必要か?」「治療期間は?」「来院頻度は?」「マウスピース矯正のメリットとデメリットは?」「ワイヤーを使う可能性は?」「顎間ゴムの使用は?』「インプラントアンカーの使用は?」「費用は?」「医療費控除の目安は?」「医療ローンについて」など、様々な疑問を歯科医師、歯科衛生士、医療コーディネーターがしっかりとお時間をかけて解決致します。